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お金を使う3つの基準を理解した上で、お得な支払い方法を使いこなそう

日本人はお金に関するリテラシーが低いとよく言われる。義務教育でお金についてきちんと教わらないことや、終身雇用や年功序列による安定した収入が理由だろうか。お金についてあまり考えない日本人は、目に見えて安心できる現金によってお金を管理しようとしてきた。しかし世の中の流れは着実に変化しており、働き方や報酬の諸制度は少しづつ通用しなくなってきている。クレジットカードや電子マネーなど、支払い方法も多様化しているが、本質は支払い方法ではなくその前段階、お金を使う基準にある。日本では現金主義者が多い一方で、クレジットカードの使い方を誤る人も多いが、それは現金にこだわっているわけではなく、クレジットを使わないのでもない。多くの人がお金を使う基準についてあまり考えていないということだ。正しい使い方を知らないので、クレジット地獄や自転車操業、リボ払い等自分の支払い能力以上に使ってしまう。

お金を使う基準

クレジットは危ないだの現金主義者は古いだの言う前に、最も大切なこと。それはお金を使う基準だ。何か欲しいものがあるとき、あなたは何を基準に買うか買わないかを決めるのだろう?大きく分けて3つの基準があると考察する。

①お金があるかないか

おそらく多くの人が普段からこの基準で買い物をしているのではないだろうか。何か欲しいものがあるとき、お金があれば買う、なければ買わないという言うなれば当たり前の考え方である。だが、これは正しいお金の使い方としてはイマイチだ。その理由は明確で、お金がある分だけ使ってしまうからだ。この基準が蔓延している理由は色々考えられる、例えば日本では終身雇用によって安定した収入が入ってくるので、特にお金について考えなくても生きていけると言う楽観。あるいは、ーーー。この基準で生活していると、当然貯金は難しいであろう。そのうえお金がない場合に買わずに諦めれば良いのだが、どうしても欲しいと思ってしまい、自分の経済力を超えて買ってしまう人が出てくる可能性もある。友人や知人にお金を借りたり、クレジットカードを使ってしまったり。この使い方が、クレジットカードが危ないと言われる原因だ。

②お金がいくらあるか

1つ目は0か100かの考え方だったが、2つ目はそこから具体化してお金がいくらあるかという基準で考える。ここで質問だが、あなたは毎月の収支をどれくらい把握できているだろうか。天引きされている税金や手取り収入・貯金・家賃・食費・光熱費・交際費ーー。毎月の収支をきちんと把握していれば、自由に使えるお金がいくらあるのかがわかるので、その範囲内で欲しいものを買うというお金の使い方ができる。また、自由に使えるお金をあらかじめ貯金に回すこともできるので、長期的に欲しいものを買うためのお金を用意できるのだ。この基準でお金を使えるようになると、自己管理能力が身についてくるので、お金以外にも時間や食生活・生活習慣などもコントロールできるようになるだろう。まずは、お金を使う基準を通して自己管理能力を身につけることが重要である。

③欲しいもの

3つ目は、“〇〇が欲しいから、いくら必要”という消費物基準の考え方だ。これまでの2つはどちらもお金が基準だったのに対し、欲しいものを基準にするのが大きな違う点だ。本来、お金とは何かを得るための手段であり、あくまで目的は手に入れたいものなので、理想のお金の使い方だと言えるだろう。しかし近年世の中には多種多様な物が溢れており、かつ人間の物欲は果てしないので、本当に必要なものなのか吟味することと、欲しいものの優先順位をつけることが大切である。
お金の基準については、以上3つを組み合わせるのが良いだろう。まず自分が欲しいものを明確にする。次に自由に使えるお金がいくらあるのかを明確にして、買うべきかどうかを決めるという具合だ。毎月の収支で余ったお金があれば、追加で貯金するか、少し贅沢に外食するなど自由に使ってもよいだろう。

支払い方法

お金を使う基準を明確にできると、自己管理能力がついてくる。ここまできて初めてお金の支払い方法を検討すべきなのだ。お金の失敗が起こってしまうのは、ほとんどの人が基準について考えずに支払い方法(=手段)のことだけを考えてしまうからだといっても過言ではない。

現金主義者について

現在、日本で最もポピュラーな支払い方法は現金で間違いないと思う。(データ)現金が支持されている理由は、所持金が見えるため安心感があるから、残金が把握しやすいため使いすぎを防げるから、あとは単に面倒だからであろう。一見お金に対して堅実でお金の管理ができているように思えるが、本当に現金主義者はお金についてきちんと考えられているのだろうかという疑問が湧いてくる。所持金が見えるから安心というのは、お金について考えていないから現金によって安心する必要があるし、残金が把握できるから使いすぎを防げるというのも、強制的に使いすぎを防ごうとしている時点でお金の使い方はあまり考えていないことは推測できる。面倒だから特に考えていない人に関しては、言うまでもなくお金を使う基準など考えていないだろう。それはそれで自分がしたいようにするのが一番良いと思うのだが、現に多くの人がちゃんと考えていないので、実際には皆平等に少しずつ損をしていることになる。後に詳しく述べるが、例えばクレジットカードの入会特典がすごいことや、還元率が1%前後もあることなどは、お金を使う基準を考えず支払い方法を検討しない人がそれだけ多いことを暗に示している。実際のところ、AmazonなどEC市場が活性化している流れでクレジットカードの決済額は年々増加しているので、現在の特典がなくなる可能性もあるだろう。現金主義者が多数派でなくなった瞬間、現金主義者のほとんどは支払い方法を再検討し始めるはずだ。いずれにせよ、お金を使う基準についてしっかりと考えた上で、現金主義者のままでいるか、他の支払い方法も検討するかを決めていくことが必要である。

基準 × 支払い方法

では本題の支払い方法について検討しよう。多くの比較サイトでは、現金かクレジットカードかの二項対立で論じられているが、急にクレジットカードに移るのは抵抗があると思うので、その中間に存在する電子マネーやデビットカードも加えることにする。3つの基準と4つの支払い方法を組み合わせたのが以下の表だ。
(表)
まず、①お金があるかないかを基準にする人は、クレジットカードを使うべきではない。クレジットカードは上限はあるものの、常に一定の支払い能力が付帯する=お金がある状態なので、支払い能力を超えて使ってしまう可能性が高い。現にクレジットでトラブルを起こしてしまうのはこの層が多い。一方、デビットカードは使うたびに口座から引き落とされるので支払い能力を超えることがなく、引き落としのタイムラグもないのでオススメ。さらに利用額に応じて毎月キャッシュバック(最大0.5%)もあるので、まずはデビットカードから始めた方が良いだろう。僕もデビットカードからクレジットに移行したが、便利なので現在でも使っている。電子マネーに関しては、オートチャージだと使いすぎてしまう恐れがあるので、その都度チャージする方が良いだろう。
②お金がいくらあるかを基準にする人・③欲しいものを基準にする人は、特に現金を使うメリットがない。なのでクレジットカードや電子マネー(オートチャージ含む)を使った方が良い。クレジットカード普及率の低さ(15.7%, 2014年)を利用して、特典や還元を受け取ろう。

クレジットカード

最後に僕が実際に使っておすすめできるカードを、収入時と支払時に分けて紹介する。なるべくリスクがなくお得なカードやサービスに絞って紹介しているので、全て年会費は0円である。少しでも気に入っていただけるものがあれば幸いだ。

収入時にお得

厳密にはクレジットカードではないが、カードと銀行口座を組み合わせることで毎月マイルやポイントを受け取ることができる。給与振込口座に指定するだけで毎月得するので、ぜひ活用しよう。

スルガ銀行ANA支店
給与振り込み時にお得なカード。厳密にはクレジットカードではなく、銀行口座付きのデビットカード。給与振込口座に指定すると、毎月50マイルがもらえる。ただ口座指定するだけで年間で600マイルもらえるのでかなりお得。

セブン銀行
こちらも振込口座指定で毎月10nanacoポイントもらえる。初回のみ500ポイントもらえるが、2年目以降はスルガ銀行の方がお得感がある。

イオン銀行
こちらも振込口座指定で毎月10WAONもらえる。また、イオンカードセレクトを持っていると普通口座の金利が0.12%になるので、1万円預けると12円の利息がもらえる。この2点でイオン銀行はかなりおすすめ。ちなみにメガバンク3行(MUFG/三井住友/みずほ)の普通口座の金利は0.001%。1万円預けても利息は0.12円。これでATM手数料を取られていては、もはや預ける意味がない。

支出時にお得

なるべくリスクを減らしたいので、年会費0円と付帯保険の充実は絶対条件。そのなかで、還元率が高いカードを紹介する。自信を持っておすすめできるものに絞っているので、より多くのカードを比較したい方は他の比較サイトで検討してほしい。

P-one Wiz
還元率: 1.5%
付帯保険
紛失盗難:○, ショッピング保険:○, 旅行傷害:×
年会費無料カードのなかでは最も還元率が高いカード。1.5%のうち、1%は請求額から自動割引、残り0.5%はTポイントに交換できるポイントとなる。このカードを使うだけで1%引きで買い物ができるうえ、ポイントもたまるのでお得。紛失盗難保険とショッピング保険も付帯しており、安心して使うことができるカード。ひとつだけ気をつけなければならないのが、初期設定ではリボ払いになっている点だ。もちろん一括払いに変更できるので、審査が終わりカードが届いたら忘れず一括払いに変更しよう。

リクルートカード
還元率: 1.2%
付帯保険
紛失盗難:×, ショッピング保険:○, 旅行傷害:○
安定のリクルートカード。以前は驚異の還元率2.0%のリクルートカードプラスも選べたが、現在新規申し込みは締め切られている。還元はすべてリクルートポイントで、Pontaポイントにも交換できる。じゃらんやHOT PEPPER Beautyなどリクルート系列のサービスではさらにポイントが付くのでお得になる。ショッピング保険と最大2,000万円の旅行傷害保険が付帯するので、財布に入れておくだけでもお得なカードだ。

REX CARD
還元率: 1.25%
付帯保険
紛失盗難:○, ショッピング保険:×, 旅行傷害:○
3,500ポイントからしか使えないので、使い勝手は悪い。月5万円決済すれば半年で3,750ポイント貯まるので、ある程度まとまった金額を使う人にはおすすめ。年会費は初年度のみ0円、それ以降は年50万円以上利用しないと年会費2,500円(+税)かかっていたが、2017年10月より年会費0円に変更となる。